同志が集結
都議会自民党を立て直そうと同志が集まった。しかし、告げ口や切り崩し等もあり、新しい勢力として立ち上がるには至らなかった。今思えば、結集した議員の思いは、それぞれ温度の違いがあったのかも知れない。
もはや、都議会議員として自由闊達な議論のもと都政改革に取り組みたい思いを抑えることはできなくなった。
自民党に籍を置き続け、新風自民党を結成した理由

2016年12月28日、都議会自民党から離脱し、都議会に新しい会派「新風自民党」を3名で結成した。自民党に籍を置いたままで、別の自民党会派を結成した理由は3つあった。
1.都議会自民党の中に「必ず合流するから!」と言っていた議員がいた。
2.都議会自民党の中に改革意欲がある議員がまだいると信じていた。
3.自民党から改革勢力が生まれないと、都政は変わらないと思っていた。
離脱表明の記者会見後、連日の報道とデマ

都議会自民党からの離脱表明会見は、2016年12月28日に都庁記者クラブで行った。テレビ地上波や新聞、雑誌等の報道は年が明けても過熱していた。それだけ都政に対する世論のフラストレーションが高まっていたし、その頃はメディアに今よりも自由があったのだろう。
ところが、政権と近い大手メディアは、連日のように私たちを批判するようになった。
批判に留まらずデマもあった。私たちが「自民党に謝罪し、元に戻りたいと言った」等の偽情報を流した人がいて、裏取りもなくデマが流され、打ち消しが大変だった。
報道陣もデマに振り回されていたが、デマの発信源は特定できた。国政の実力者が必死で潰しにきていた。このような状況下で、最後まで公正に接してくれた記者のことは忘れない。また、まちなか、駅、たまたま乗ったタクシーの運転手さんなど、応援してくれた声が勇気につながった。
次に進む決断
暫くして、新風自民党の後見役を通じて党トップの認識を知った。
ずっと大切にしてきた自民党を諦めた。ここに留まっていても改革はできないと悟った。
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