都議会自民党が学歴詐称を執拗に追求
2020年、都議会自民党は敵対する小池都知事の学歴詐称疑惑について追及を始めた。都議会自民党は学歴詐称疑惑に対して、妙に自信ありげだった。
同年2月の都議会定例会と続く予算特別委員会は、自民党と都民ファーストの会の対立が続いていた。連日、都議会自民党から学歴詐称疑惑への追求が続いた。
文芸春秋から「女帝」が発刊されたのは同年5月なので、都議会自民党の動きは「女帝」発売日よりも早かった。
当時の私の心境
2020年6月には都知事選があり、都議会自民党は都知事の学歴詐称疑惑の確信的な情報を入手したのではないか?と懸念した。
もし、疑いが事実ならば、都知事は虚偽を選挙で公表してきたことになる。そうなると、都知事はもちろんのこと、都民ファーストの会の信頼は崩壊すると危惧した。
疑惑について、都知事から都民ファーストの会に説明はなかった。説明しない都知事に対して、都議たちは平静を装い忖度したが、まさに「疑心、暗鬼を生ずる」であった。(この頃は、後の2024年に小島敏郎氏「文芸春秋」による疑惑等はまだ報道されていない。)
珍事の裏で、何か大きな力が動いたか?
ついに、都議会自民党は、都知事の学歴詐称疑惑を追及する決議を都議会に提案し、都議会自民党の提案に共産党が乗った。こんな異例な組み合わせは見たことがない。
ところが、突如、都議会自民党は学歴詐称を追求する提案を取り下げて、自分達が提案したのに学歴詐称疑惑を追及する決議案に反対したのだ。
これは珍事だった。
大いに呆れたが、同時に気持ち悪い程に不可解だった。
都議会自民党内の力学だけで、珍事扱いされるような方針の大転換が起きるはずはなく、裏で相当大きな力が働いたことを感じ取った。この感覚は自民党出身者でないと理解できないかも知れない。
気が付けば、実質的に、公明党と都議会自民党が小池与党の中心になっていき、都民ファーストの会はその後塵を拝するようになっていた。
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