「詫びに来い」、旧い都議会、陰湿なイジメ

都議会自民党に詫びにこいと書かれたメモの写真 プロフィールと実績

都議会のイジメを放置したら、都民感覚は実現しない!

委員会室の写真

東京都議会が注目されることは少ない。
他府県では県議会のニュースが新聞やテレビで報道されるが、東京は国政中心に報道されるので、都議会の動きが新聞やテレビで報道される機会が少ない。故に、都議会ではやりたい放題が続いてきた。
加えて、議会には理事会という「秘密会」があり、そこでの話し合い内容は口外禁止とされている。本来は、委員会の進行等について話し合う場だが、いちゃもんを付けて反対派議員を心理的に追い込むなどの行為が行われることもある。そのため、議会の闇で起きている事件について話したくても、話せない議員は少なくない。
また、イジメを目撃しても沈黙する都議も多いことから、調子に乗って更なるイジメを行う。

都議会自民党から「詫びに来い」事件

私が予算特別委員長を務めた2021年は、小池与党は都ファ、公明、自民の三党だったが、都ファは自公と対立していた。対立している時は、いざこざが起きることはあるが、常軌を逸した行動は慎むべきだと思う。
都議会自民党の意向にそぐわない委員会運営があったとして、予算特別委員会の開催中に、委員長席の私に写真のメモが届いた。自分で言わずに議会局の職員を使って「詫びに来い」という脅しメモを委員会審議中に委員長席の私に届けさせるやり口がセコイ。さらに、「詫びに来い」という発想が思い上がりの極みだ。
委員会終了と同時に、この議員を追いかけて委員会室で周囲に聞こえる程の声で抗議を行った。その訳は、「そんなメモは知らない」と言わせないためだ。その後、私は都議会自民党の控室に行って再度抗議を行った。すると、ご丁寧に、都議会自民党は次から次へと大勢でお出ましになり、私を遠巻きに取り囲むようかのようだった。
この年の予算特別委員会も、万事がこの調子であり大いに苦労した。理事会で委員会運営に協力してくれたのは、都民ファーストの会の伊藤議員や他党の2名の議員だった。都民ファーストの会はあと2名が理事会にいたが、SNSなどは勇敢だが肝心の理事会では発言もなく、会派内で得意の評論を繰り広げたそうだ。委員会の流れを決める理事会で発言できない議員は、議会の鉄火場から逃げたも同然だ。都政の一大事が起きた時、逃げずに対処できるのだろうか。

都議会で起きた事件簿

事前検閲事件
議員が委員会で使う説明用のボードに関して、事前に理事会で見せるよう他の議員が要求した。これは、議員の質問を検閲するに等しい行為であり、勘違いでは済まされない思い上がりだ。結局、委員会に入る前に、ボードを見せることになった。説明用ボードは質問に付随するものであり、ボードを事前にチェックする行為は質問権への侵害だ。
検閲を要求した議員名、検閲に賛同した議員名、検閲要求を認めた委員長名、検閲の理由を公開すべきだ。
議事録削除の議決事件
小池都知事を批判した議員の発言を委員会議事録から削除することを多数決で議決し、更には議場からの退場処分にした。議事録からの削除は、最終的に議長の判断が必要だ。専門家によれば、もし議長が議事録削除を命じたら、憲法裁判に発展した可能性が高いという。小池都知事という権力におもねった発言以外は、都議会では認められないと委員長が宣言したに等しい。
ヤジ事件
セクハラヤジ、侮辱するヤジ、質問を妨害するためのヤジなどが行われた。
セクハラヤジは大手メディアが大々的に報道しが、それ以降のヤジ事件を知る人は少ないだろう。再び、気骨ある記者たちの活躍を望む。
予算特別委員会で委員長の議事進行資料を持ち去った事件
委員会の運営を巡って与野党の対立が起きた際に、都議会自民党の議員が予算特別委員長が使う議事進行順序が記載されたファイルを持ち去った姿がTVカメラで撮影されていた。その後、ニュースとしてTV放映までされたが、この持ち去り事件は決着しないまま、予算特別委員会は終了した。
❺自らの思想について、強要した事件
❻予算特別委員会の質問席に立った女性議員に対し、男性議員が上から下まで舐め回すように見て「いいねえ」と言い放った事件など

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